きまぐれ事典

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メガスター500万個の星々の輝き

Posted on | 2009年 9月 20日 | Permalink

【メガスター】
メガスター (MEGASTAR) は、1998年に神奈川県川崎市在住の大平貴之個人によって開発された、2004年現在世界最多の恒星を投影可能なレンズ式移動型プラネタリウムシリーズの名称。メガスターIIの3号機「コスモス」は、世界で最も先進的なプラネタリウムであるとしてギネスブックにも認定されている。

MEGASTAR 500万個の星々の輝き

知る人ぞ知る、じつは天文少年だったという過去を持つ私ですが、この連休初日、大田市の三瓶自然館サヒメルでメガスターを見てきました。メガスターというのはプラネタリウムであります。サヒメルにも常設してあるプラネタリウムがあるのですが、今回のメガスターはそんじょそこらのプラネタリウムとはわけが違うシロモノです。

今回見てきたのはメガスターII。従来のプラネタリウムはだいたい6千個〜3万個くらいの星を投影するのがやっとでしたが、このメガスターIIは約500万個もの星の輝きを再現することができるのです。今までの100倍以上。もうすご過ぎ。わけわかんない。

メガスターが常設されているプラネタリウムは国内でも限られてるんですが、幸いにもメガスターは可動性にすぐれておりまして、全国各地へ移動させることができるのです。というわけで今回は島根に飛んできてくれました。もちろんはじめて。

サヒメルにメガスターがやってくるのを知ったのは結構直前でした。たまたまネットで調べものをしてるうちにたどり着いた情報です。メガスターは以前から憧れのプラネタリウムでしたんで、見つけた時点で行く気満々。本当ならば初日の午後イチの回に開発者の大平さんがトークショー&ライブ解説をしてくれるとのことで、こちらの回に見に行きたかったのですが、この回の上演は要予約。私が電話した時にはもう満席だったのです。残念。仕方なく初日初回の上演を見に行きました。

三瓶山は初秋の風が吹きかなり涼しかったです。サヒメルは最後に行った時から少し様変わりして新館なるものができておりました。見上げると天文台もあるではないですか。さて連休中とは言え朝イチなら人もそれほど多くないかななどと思ってましたら意外や意外、結構人多い。焦ってチケットを買いメガスターの整理券もGET。それから間もなくプラネタリウムのあるヴィジュアルドームへ入場しました。

お客さんがみんな席に着いた頃、前方のステージにスポットライトが。そこにいたのは開発者の大平貴之さん!生でお目にかかれないと思っていたので思わずうれしくなってしまいましたね。ライブ解説とまでは行きませんが、挨拶とメガスターについての簡単な説明をしてくださいました。

大平さんの挨拶が終わると、解説スタッフの声とともに場内は次第に暗くなってゆきます。明るい星から少しずつ姿を現しはじめます。そのうちだんだんたくさんの星たちが映し出され、すっかり暗くなったドームにはもう息を飲むほどの無数の星々が輝いていました。南の地平線から立ち上る天の川がすごい迫力。その天の川もひとつひとつの星の輝きから構成されているのがよくわかります。今までのプラネタリウムではただの光の帯でしかなかったのですが、メガスターは星々の粒の集合としての天の川を再現してくれています。ため息が漏れるほどの、このリアリティはすごい…。

明るい星と明るい星の間には肉眼で見えない星がある感じ。まさに宇宙の無限の奥行きというか、目に見えないリアル…、んー、何言ってるかわからないんですが、要するに双眼鏡を使ってメガスターの投影した星空を見ると、肉眼では見ることの出来なかった星までも映してるのが分かるんです。

じつは私も双眼鏡持って行きました。メガスター見に行くからには双眼鏡持って行くってずっと前から考えていました。そして、見ましたよ。見えましたよ!天の川を構成する雲の粒子のような小さな小さな星とか、あとすごいのは、星雲星団の類いもちゃーんと見れちゃう!今の季節の夜空を映してくれてましたから、この時期空にあるアンドロメダ銀河などばっちり見えました。ちゃんと楕円形の銀河の形しておりました。すげーよ、すげーですよ、メガスター!

ああ、それから、大平さんのライブ解説の回取れなくて残念だなーと思っておりましたが、サヒメルのスタッフさんの解説も捨てたもんじゃなかったです。なんというか、またーりとした眠りを誘うような優しい語り。アルファー波を誘い出すような心地よくて、プラネタリウムにマッチするロマンチックなボイスでした。内容も「銀河鉄道999」とかミヒャエル・エンデの「はてしない物語」とかギリシャ神話以外にも豊富にネタを織り交ぜながら解説してくれて飽きなかったです。

いやはや、もうメガスター、みなさん見に行ける方は行った方がいいと思いますよ。この光景はおそらくそこいらの田舎でもこんなふうには見えないんじゃなかろうか。例えばモンゴルの草原の真ん中とか、ハワイのマウナケア山頂とかでしか見ることが出来ないんじゃないかという印象。うん、みんなメガスター見た方がいい。

さて私もサヒメルにメガスターが置いてある期間中にあと1回見たいなあと思っていたりします。正直なところ、正味30分ほどの上演はちょっと物足りなさを感じます。もう少しゆっくり眺めていたいですね。そうそう、あとメガスターの後にやるプログラム「銀河鉄道の夜」も良かったです。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の世界観をCGで再現した美しい作品です。ぜひ合わせてどうぞ。

サヒメルでメガスターが見れるのは9月19日〜27日の間。詳しい情報はこちら

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