きまぐれ事典

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リメイク版「ベスト・キッド」

Posted on | 2010年 9月 23日 | Permalink

【勧善懲悪】
善事を勧め、悪事を懲らすこと。特に、小説・芝居などで、善玉が最後には栄え、悪玉は滅びるという筋書きによって示される、道徳的な見解にいう。勧懲。

リメイクされたベスト・キッドを見てきました。ベスト・キッドは昔から好きな作品で、今回、ジャッキー・チェンやウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスが出演し、装い新たに蘇るというので楽しみにしておりました。

ベスト・キッドといえばミヤギさんとダニエルさんの師弟愛と、弱い者が強い悪者を倒すという勧善懲悪の物語。今回は、師匠役をジャッキー・チェン、弟子役をジェイデン・スミスの息子が演じます。正直、ウィル・スミスの息子ってどうなんだ?と思っていましたが、なかなかどうして、なにかキラリと光るものを持ってて、まだまだ子供っぽい雰囲気なのですが、これからの活躍が結構楽しみかも。ジャッキーは、今作では、前面に出てくるようなアクションシーンは少なく、師匠としての渋い役に徹したという感じ。今後、こういう感じの役どころも増えてくるのでしょうかね。

舞台は中国の北京。母と子が二人でアメリカから引っ越してくるところから物語が始まります。主人公の男の子は、現地で仲良くなった同級生の女の子をめぐり、いじめっ子グループに目をつけられて…と続きます。オリジナルの方の作品と同様、決着はカンフー(原題が「Karate Kid」なのになぜかカンフー)の大会で、となりまして、基本の部分はほぼ同じ流れですね。ただ、舞台が中国、ちょこまかと細かい設定もいろいろ違っておりまして、新鮮な感じで楽しむこともできます。最後はもちろん、弱虫だった主人公が強いいじめっ子に勝利してしまうという痛快サクセスストーリーとなっております。こういう単純明快なお話、僕はキライじゃないですよ。笑

さて、オリジナルでは、日常のあらゆる作業の中から空手の動きや形を学んでいくという設定が印象的でした。例えば、ワックスがけの動作とかね。今回も同じようなくだりが繰り返し登場してて、それは、ジャケットを脱いでは引っ掛け、取ってはまた着る、という動作。うんざりするほど繰り返しやらされてましたね。正直なところ、これで強くなれるんなら僕も毎日やりたいです(笑)あれだけで強くなれるっていうのは現実味薄いけれど、基礎をみっちりやることの大切さを語ってたりするのだろうかなあ。

ウィル・スミス息子くんの動き、なかなか良かったですよ。細くてなんだかか弱い感じもするけど、身のこなしもいいし演技も瑞々しい。ジャッキー・チェンを引っ張りだしてまで初出演作品を撮っただけのことはあるかもしれませんね。他の作品でも見てみたいかも。

ジャッキーは今回は演技主体でせめてきた気がします。今までアクションバリバリでしたが、ぼちぼちこういった落ち着いた役をこなしていくべきなのかもしれませんね。元々のアクションがすごいのだから、それに渋い演技を乗っければ、もうそれは彼にしか出来ない役回りだと思います。かと言って、時には華麗なカンフーアクションもしっかり見せて欲しかったり。子供の頃からテレビで馴染んでる大好きなジャッキーには、今後もぜひがんばっていって欲しいものです。そうそう、今作の、いじめっ子から主人公をかばうアクションもステキでした。実質、パンチを一発も繰り出さずに複数の敵をやっつけちゃってました。かっこいい・・・

オリジナルの話の流れを守りつつも、役者を変え、設定を変え、また違った作品になっています。とても単純なストーリーですが、弱い者が強い者に勝つっていう話は見ていてスカッとしますね。で、ちゃんと仲直りもして、っていう一件落着っぷり。そういう部分はオリジナルと共通していて安心しました。

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taca。1978年生まれのB型。ウェブ制作のお仕事をしています。MacユーザーでiPhoneユーザー。写真を撮るのが好き。BBQをこよなく愛しますが、やむを得ない場合はホットプレートでの焼肉でも可。[profile...]

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