ユーザーにやさしくね
Posted on | 2007年 11月 24日 | Permalink
【アクセシビリティ】
情報やサービス、ソフトウェアなどが、どの程度広汎な人に利用可能であるかをあらわす語。特に、高齢者や障害者などハンディを持つ人にとって、どの程度利用しやすいかという意味で使われることが多い。”accessibility” とは「近づきやすさ」「接近容易性」といった意味の英単語である。
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最近はユニバーサルがよく謳われる社会になりつつありますが、ウェブの世界にもやはりそれと同様な考え方があります。厳密ではないかもしれませんが、アクセシビリティとかユーザビリティがそれに当たるのかな。簡単に言えば、アクセシビリティは、どんな人、環境でも利用しやすいかどうか。ユーザビリティは、わかりやすい操作でストレスなく利用できるかどうか。
ここのところ、こういった部分を思い起こさせることがらが立て続きまして…。自分への戒めのためにもちょっと書き留めておくことにしました。
最初の指摘はWindows版IEでFlashで作ったナビなんかをそのままにしとくと、アクティブにするために1回余計にクリックをしなければならないという問題です。ActiveXがどうのこうのというやつです。なんとなくそういう問題があるとうっすら意識していたのですが、自分がMacユーザだというのも手伝ってあまり重要視しておらず、これまできちんと対策しなくても大丈夫だと思ってたんですね。最初に1クリックすれば問題なく動作するんだし…。
でもね、お仕事関係の方に、ぽつり「対策お願いします」って言われてしまい、あ、やっぱ来た、という感じで、やり方調べたんです。煩わしい操作を排除ってことで、こういうのはユーザビリティ分野の話になるのかな。新しく覚えたユーザビリティ対策ということで、ひとつ勉強になりました。
ちなみに、ウェブ制作者に手間を強いるこの悪評高いWin版IEの機能は近い将来のアップデートでなくなってしまうそうですよ。
次にやってきたアクセシビリティ問題はJavaScriptの件。やはりまれにおられるのですね、JavaScriptを無効にしている人。バナーからページが開けないということでご指摘くださいました。じつはJavaScriptを使って、横幅指定で新しいウィンドウを開くつくりにしてたんですね。JavaScript切ってたらそりゃあリンクできません。っていうことは、JavaScriptで設定してるボタンのロールオーバーやらも、その人たちには伝わってないっていうことですね、あいたた。面倒でもロールオーバーはCSSで表現すべきかな…。
こういうことあるんだろうなとは思いつつも、やっぱり表現の自由さ、便利さに走ってしまっていました。JavaScript無しでも閲覧に支障をきたさないウェブデザインをしなければいけないなあと思い直す出来事でした。
しかしまあ、カッコいいイカしたホームページ作りを目指すのもいいけど、きちんとすべての情報がすべての人に伝わる、「人にやさしいウェブ」を作らないといけませんね。自分に喝。
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コメント
2 コメント - “ユーザーにやさしくね”
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2007年 11月 25日 @ 12:07
ネットのセキュリティーってのは、.netで痛い目した覚えがありますが、意外と盲点になっちゃうね。
自分の設定でデバッグしてて、いざクライアントで動作確認するとバグってしまって。。。
作る側の考えがエゴになってしまわないように、クライアントの事を考えて、またその先にあるお客さんの事も考えていい物作っていかなあかんね。
2007年 11月 25日 @ 18:51
>じょ?に?
そうだねえ。
ユーザーのことを考えて作らないとね。
ウェブはブラウザがたくさんあるし、
それぞれのブラウザはOSごとにも
表示が変わったりするから大変ですわ。