器用貧乏な何でも屋
Posted on | 2009年 7月 30日 | Permalink
なまじ器用なために一事に徹することができず、結局、大成しないこと。
よく読むウェブ系雑誌のとある記事。地方デザイナーは器用貧乏、デザイナー仕事だけじゃなくさまざまな仕事を頼まれやすい境遇にある、とかなんとか書かれておりました。
これを読んで、ああ、うんうん、そうそう、などと感じてしまう私。思い当たるふし多過ぎます。記事では地方デザイナーがとありますが、私と同じようなフリーランスの方ならば都会のデザイナーさんでも同じような境遇の人は多いんじゃないんでしょうかね。まあ確かに地方だとよけいに割合は高そうです。
いやいや、そうなんですよ実際。少なくとも私の周辺ではきれいに分かれた分業体制というものがほとんど確立されていない(ように見える)もので、一人で何役もこなさなければならなかったり。ウェブデザインやコーディングは当然として、プログラミング、Flashの制作、写真撮影、ちょっとしたテキストライティング、CMSの構築、それにサーバーの準備や設定、ドメインの取得などなど、ほんとに多岐に渡る内容の仕事をやらなければいけません。
そればかりか時には、パソコンがおかしいんだけど見てくれない?とか、会計ソフトがうまく動かないのなんでだろう…とか、これオークションに出品したいんだけど代わりにやってくれない?とか、明らかに本来は僕の仕事じゃないと思われる内容も。ウェブ制作やってる人=コンピュータに詳しい、とかいう図式が頭の中にあるのでしょうね。なので私にとっては想定外の頼まれごとが時々発生したりするのです。何頼まれるかわからない状況もドキドキひやひやものですよ。
まあ何にしてもいろいろ出来た方がいいとは思っていたりします。引き出しは多い方がいい。だいぶ以前にここのブログで、スペシャリストになるのがいいか、ジェネラリストになるのがいいかといったことを書いたことがありましたが、今考えるとジェネラリストの方がいいのかも知れませんね。ひとつのことだけのエキスパートになろうとしたところで、それだけではなかなか食べていけないかもしれません。地方では何でも出来てこそやっていけるという面は強いのかも。器用貧乏も極めれば強くなれると信じて(一個一個の技も磨かないといけませんが)日夜がんばってまいります。
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