フォントって買うものです
Posted on | 2009年 8月 13日 | Permalink
フォント(font)は、本来「同じサイズで、書体デザインの同じ活字の一揃い」を指す言葉だが、現在ではコンピュータ画面に表示したり、紙面に印刷(書籍など)したりするために利用できるようにした書体データを意味している。金属活字の時代から書体の世界に関わっている者からは、データとしてのフォントはデジタルフォント(digital font)として区別して呼ばれることもある。
フォントって最初っからコンピュータに入ってるとか、フリーでダウンロードしたりするもんだという考え、少なくとも以前は持っておりました。でもね、フォントってお金出して買う物だったりもします。
私も最近まではコンピュータに入ってるものやフリーとか安い詰め合わせフォントばかり使っておりましたが、先日ちょっとばかしお高いフォントを初めて買ってみた。モリサワという業界ではデファクトスタンダードなフォントメーカーのものです。やっぱりフリーのものよりも品があるというか、さりげなくもクオリティの高さを漂わせるフォントなのです。ずっと欲しかったのですよ。
にしてもモリサワは高いですね。たくさん揃えようと思うと目ん玉飛び出る金額になっちゃいます。今回は「基本7書体パッケージ」をAmazonでバイナウ(安くなってた!)。モリサワパスポートという年間ライセンスシステムもあるのですが、モリサワの全書体が1年間使い放題とは言え、毎年5万払うのはちょっときついかと。なので、今回とりあえずほんとに基本の基本、基本7書体をチョイス。パッケージ版は一度購入すればずっと自分のもの。
ま、正直、これだけではちょっと物足りないなという感じですがいたしかたないです。素晴らしいフォントをこの値段で入手できるのですからお得な買い物でしたね。ちなみに現在のパックパッケージ販売(シングルも)は今年の末で販売終了となる模様(モリサワ参考記事)。今のうちに他のお買い得なのを購入してしまうか、新しい販売形態でお得な買い方をするか(お得になるの?)悩ましいところ。詳しくはモリサワのサイトで。
「文字」ってじつはデザインの大切な要素のひとつであると思っています。そのことは自分でも分かっていたのですが、そのうちそのうちなどと思いながら今日まで来てしまいました。いいわけになっちゃうけども、ウェブデザインには他にもいろいろ勉強することが多いのです(完全にいいわけ;)。
ここらで少し基本に立ち返ってもう一度フォントについて勉強してみたいです。タイポグラフィも非常に興味深いですね。「文字」は奥が深いです。字って見れば見るほどミステリアスで愛おしい形をしたものが多いです。ちゃんと勉強したら面白いだろうな。