原点に戻る
Posted on | 2009年 12月 7日 | Permalink
(1)長さなどを測る時の基準となる点。
(2)そこから物事が出発した、基本となるところ。
(3)〔数〕〔origin〕座標を定める基準の点。数直線では目盛り 0 の点、平面座標・空間座標では、座標軸の交点。
母方の叔父がようやくパソコンを買ったので、昨日はいろいろ設定やら使い方のレクチャーをしに母の実家へ行ってきたのですが、もうここ何年も行ってなかったのですごく懐かしいったらありゃしない。
子供の頃は夏休みとか長い休みごとに泊まりに行っていたんですけど、最近はしばらく行ってなかったんです。祖父母にも会いに行きたいなあとは思っていたんですけど、忙しくしてたりと、ずっと機会を逃してきてたんですね。
山奥の田舎ですが、考えてみればこの場所にはすごく思い入れがあるんですよ。叔父さん夫婦には子供がいないので、姉の子である僕たち兄弟はとてもかわいがってもらいました。もちろん祖父母や叔母さんにもかわいがられましたが、中でも叔父さんには、望遠鏡で星を見せてもらったり、カブトムシ取りに行ったり、キャッチボールをしたり、ドライブに連れて行ってくれたりと、本当にかわいがってもらった。やさしくて多趣味で博識で活動的な叔父さんは僕の尊敬する人でもありました。父よりも尊敬していたかもしれないです。
そんなことからも、叔父さんがいる母の実家に行くのは楽しみなことでもありましたね。私の子供時代を象徴していると言うとちょっと大げさだけど、幼少の自分に対してとても影響を与えてくれた場所であることは間違いないと思います。
で、昨日ふと思ったのは「原点に戻る」ということ。ふっと頭をよぎったんですよね。
「原点」という言葉も深すぎていろんな意味を持ってると思いますけど、自分がゼロに戻れる場所、今の自分を形成したかもしれない最初の点という意味で、ここも僕の「原点」のひとつなような気がしたのです。
正確には「原点」がいくつもあるとおかしいのかもしれないけど、実家の他に、今の自分を作った始まりの場所のひとつであるように思っているので。これは母親の実家だという意味ではすごく当たり前のことかもしれませんけど、そういうの抜きに自分が素直な気持ちに戻れる場所が母の実家なんです、たぶん。そういう意味でひとつの原点。
ここは「原点」なんだって思った瞬間からなんだか少しだけ心身が軽くなったような気がしてて。「Back to the basic(基本に戻れ)」じゃないけど、何かもやもやしたりこんがらがった時は一度原点に戻るべきなのかもしれません。なにかスーっと気持ちが楽になる感覚を覚えました。
なんか曖昧なつぶやきですみません。昨日はそんな日だったのです。
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コメント
2 コメント - “原点に戻る”
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2009年 12月 7日 @ 23:01
原点があるなんて、素晴らしいですね。
叔父さんの家には、懐かしい匂いがあるんでしょうね。
特に空気が乾燥してるから尚更よく感じるんでしょうね。
素晴らしい事だと思いますし、とても羨ましいですよ。
そんな場所が今でも残っている事に。
O’Sho
2009年 12月 8日 @ 01:24
こういう季節だからよけいに感性が高ぶってるのかもしれませんが、自分の原点のようなものを感じてしまいました。
戻れる原点があるって幸せなことかもしれませんね。
久しぶりに来てみて改めて感じたのですけど、O’Shoさんにも無意識の原点をお持ちなのではないでしょうかね。