映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観てきた
Posted on | 2011年 1月 31日 | Permalink
『宇宙戦艦ヤマト』(うちゅうせんかんヤマト)は、1974年に讀賣テレビ放送・日本テレビ放送網で放送されたテレビアニメ及び、1977年に劇場公開されたアニメーション映画作品。
昨年末に封切りされてたのに、出雲には来ないのかよ〜って思ってた映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』がいつのまにかTジョイ出雲で始まってたので観てきました。
じつはアニメの宇宙戦艦ヤマト、僕は微妙に世代がズレてるので、有名シーンや大まかな設定くらいは知りつつもこれまでそんなに深く触れることはなかったんですよね。なんていうか、イメージというか、雰囲気だけ。なかば、往年のファンの間では殿堂入りというか伝説化している部類のシロモノだなあくらいには思ってた。そんなヤマトですが、この際なのでほとんど予備知識も入れず、素直な気持ちで楽しんでやろうとフラっと映画館に入りました。
ストーリーについては、放射能で汚染され海も干上がって赤茶け滅びかけてしまっている地球を再生させるべく、宇宙の遥か彼方イスカンダルという星に放射能除去装置を入手すべく宇宙戦艦ヤマトが旅立っていく、という流れまでは知っていたのですが、ガミラスとはなんぞやとか、なんでイスカンダルなんだとか、結末はどうなるのかとか、そこらへんはまったく知りませんでした。なのでわりと新鮮にストーリーを楽しめたかな。まあ、そもそも、実写映画版のヤマトは原作のヤマトのストーリーを忠実に再現しているかすら知らないのですが。
まずは、ざっくり、全体的な感想。原作からなんでまあ当たり前ですが、アルマゲドンばりに荒唐無稽な設定のSF。映像的には、これ日本製なのかあと思うくらいにはなかなかよく出来てるかなと思った。波動砲とかワープ航法の3DCGは迫力あります。
キャスティングは豪華なのでやはりエンターテイメント指向の映画なのかなあと思ってしまいました。古代進役の木村拓哉さん。まあ覚悟はしていたんですが、キムタクキムタクしてていかにもキムタクしい(なんだそりゃ…笑)。ま、見せ場は決めてくれてたと思うのでいいですが。森雪役の黒木メイサさん。美人なのに男勝りなエースパイロットの役が凛々しかった(アニメではパイロットじゃないんですね)。個人的には山崎努さんの渋さが大好きなのですが、沖田艦長の役に合っていたんじゃないでしょうか。あの最期の「なにもかもが懐かしい…」の台詞も出てきました(コレは知ってた)。
SF映画の中にある人間ドラマな部分は良いですね。でも、1本の映画の上映時間の間に、イスカンダルまで行って地球へ帰ってこないといけないので、やや急ぎ足、ちょっと粗が見える強引なつなぎ方もまああるかなあ。古代進があっさり艦長代理に任命されるとか、なんか森雪とあっさり結ばれるとか、まあ仕方ない。あと、クライマックスに、今まで戦って死んでしまった人たち総出演、笑顔で微笑みかけてくる幻想とか個人的には卑怯だと思うのですが。うるうるくるって意味で。
とまあ、自分にしてはちょこっとツッコンでしまいましたが、決して悪いワケではない。結構おもしろい。いや、おもしろいです!どーんと盛り上がって、観終わったあとにすっと腑に落ちる感じ。なんだろう、伝説の宇宙戦艦ヤマトを、大好きな人たちが集まって作りました的な、それを微笑ましく鑑賞させてもらったよという感覚なのかなあ。失礼なこと言ったかしら。。いや、ほんとに褒めてますよ。
さて、まったく大筋からはズレるかもしれませんが、個人的にはガミラスとかイスカンダルの存在の概念というのが興味深かったです。なんか、すごいものと戦ってたんだなあ。
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コメント
2 コメント - “映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観てきた”
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2011年 2月 5日 @ 19:03
見たかね(o‘∀‘o)
アタシも見たけど日本映画にしては凄い迫力だったと思った。
確かにキムタクは何やっても『キムタク』だよね^ロ^;
2011年 2月 5日 @ 20:34
龍さん
観たよー。
なかなかの迫力があって楽しめました。
キムタクっぽい古代進ってことで、
それはそれで楽しみましたわ。