映画『ヒアアフター』を観てきた
Posted on | 2011年 3月 2日 | Permalink
1.来世,あの世.
2.今後,将来,未来.
クリント・イーストウッド監督の作品『ヒアアフター』を観にいってきました。ヒアアフターとはいわゆるあの世のこと。この映画は「死」をテーマに扱っています。死にまつわる呪縛にとらわれた3人のストーリーが並行して展開してゆくのだけれど、3人のストーリーが絡み合い、それぞれ生きることに向きあい始める・・・というストーリー。
霊の声を聞くことができる能力を持つがゆえに苦悩する青年。双子の兄を不慮の事故で失ってしまい途方にくれる少年。リゾート地で津波に飲まれ臨死体験をした女性キャスター。3つの物語が別々に、そして淡々と進んでいく。本当に最後の方まで何の接点も持たない上に、あまりに淡々としてるので退屈だったのか、僕が観た回の上映中に2人ほど席を立って二度と帰って来なかったです(笑)。まあ、そういう、わりと静かな映画なんですが。
そんな映画なんだけども、終盤、にわかに3人は何かの運命に導かれ合うように出会い、やり取りの中で、これまで死にまつわることにとらわれていた彼らは「生」に対して改めて向き合う、そんなニュアンスで締めくくられます。死を見つめ直すことによって生きることを考えようということなんだろうと思う。
死ぬことっていうのはどういうことなのか。死んだ後はどうなるのか。電気がパチリと消えて真っ暗闇なのか。無になってしまうのか。生きている者すべてに等しく訪れる死ですが、ふつうに暮らしている間にはたいして向きあって考えることもないですよね。生きている者にとって死はとても曖昧で謎に満ちていて不安で悲しいイメージのもの。人は身近な死を考えることによって、それを乗り越えることで、より意義深く人生を歩むことができるんだと思う。
作品とは関係ないのだけど、「生きているうちによく生きろ」というアパッチ族の格言があるそうです。最近知った言葉なんだけど、衝撃的なくらいに心に響いた言葉でした。当たり前だけどすごい言葉。ちゃんと生きよう。
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コメント
2 コメント - “映画『ヒアアフター』を観てきた”
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2011年 3月 6日 @ 22:57
つまり〜どう?^ロ^;
ダメだった?(@_@;)
アタシこの間、GANTZ観てきたよ(o‘∀‘o) おもろかった。
2011年 3月 6日 @ 23:14
龍さん
GANTZいいね。観たいけどこちらへはもう少し遅れてやってくるだろうな。
ヒアアフター、静かなストーリーだけど良い作品だと思います。おもしろいと思うかどうかはあなた次第!