映画「SUPER8」
Posted on | 2011年 7月 31日 | Permalink
コダック社が開発し、1965年に発表したアマチュア用8ミリフィルム規格。1932年に発表されたダブル8の改良版として発売された。
映画「SUPER8」を観てきました。設定は1979年アメリカの小さな町が舞台の話。主人公の少年ジョーは映画仲間たちと自主制作の映画を撮るため、夜中に線路そばで撮影をしていたのだけれど、そこに偶然通りかかった空軍の貨物を運ぶ列車の大脱線事故を目の当たりにすることになる。次の日から街で不思議な現象が次々と起こり始める…という感じです。
列車の脱線シーンとかエイリアンの宇宙船とかちょっと大袈裟なVFXで表現されていますが、全体的にはあたたかいヒューマンドラマとして描かれています。子供たちが主人公の映画を見たのはなんか久しぶりな気がするんだけど、スタンド・バイ・ミーとかグーニーズを彷彿とさせ、爽やかでなんだか懐かしい少年時代を思い起こさせる感じがして個人的にはとても好きです。あと、主人公のジョーとアリスの淡い恋もなんだかいいですね。とても甘酸っぱい。嫉妬するおデブちゃんキャラも含めて。
ジョーは映画冒頭のところで母親を事故で亡くしているんだけど、悲しみをずっと引きずっていました。そのジョーが一連の事件の中で前向きに生きていくことを決意するに至ります。そのことはエイリアンとの接触・対話で、エイリアンに向けた言葉の中にも見て取れるし、最後に母親の形見のロケットペンダントを手放すシーンからも伝わります。
見終わった後なんだか清々しさと心にあたたかいものを感じる映画。映画全体を通してノスタルジーな匂いがするのもいいなあと思いました。そうそう、最後のスタッフロールで少年たちが自主制作した短編映画を流すんだけどさすがにしょぼくてなんとも微笑ましいです。
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