タイタンの戦い
Posted on | 2010年 4月 30日 | Permalink
ペルセウス(Perseus, 希:Περσεύς)は、ギリシア神話に登場する英雄である。アルゴスの王アクリシオスの娘ダナエーとゼウスの子。妻アンドロメダーとの間にペルセウス(ペルセース)、アルカイオス、ステネロス、ヘレイオス、メーストール、エーレクトリュオーン、ゴルゴポネーをもうけた。
天文少年だった僕がどうしても観ておきたかった映画「タイタンの戦い」を観てきました。今回は2Dです。じつはこの映画、1981年に公開されていた同名の作品のリメイク版ということらしいんですが知りませんでした。なのでへんな見方はせずに純粋に観てきましたよ。
この映画はギリシア神話をもとにしたストーリーが展開して行きます。子供の頃、叔父からもらった天体観測の本(おそらく小学校低学年向け)の端々に載っていたギリシア神話のエピソード、本に穴が開くほど繰り返し読んでました。そこに登場する神話上の神々や人物が登場するのですから興奮しないはずがないでしょ。
ストーリーは、神と人間が共存していた神話の時代。ひとりの人間の王が、神々に対して反乱を起こす。怒った神々の王ゼウスは人類を滅亡させようとするが、ゼウスを父に、人間を母に持つペルセウスが立ちあがる。(Wikipediaより)という感じの流れ。
率直な感想を言いますと、すごく、まあまあな映画、でした(笑)。まあ、普通です。そりゃあ迫力ある映像の数々はすごかったのですが、ストーリー的にはなんとも淡々としているというか、あまりドラマチックな展開などはなかった気がします。なので総評は「まあまあ」ということで。
自分的には子供の頃に親しんでいたギリシア神話の映像化ということで、それを堪能できただけでも満足でした。子供の頃から印象が深かった、ペルセウスがメドゥーサの首を取るシーンとか、海の怪物から生贄にされかけていたアンドロメダを救うシーンとか、あと、オリオンを殺した大サソリってこいつか?っていうような巨大なサソリの群れ。それからペガサスもいました。地上に降り立って翼をたたむ姿がかわいいの。そういう神話に出てくる場面なんかがこの映画で見ることができたのは良かったです。
とくにメドゥーサとの戦いはなかなかおもしろかったと思います。全長何十メートルあるの?っていう蛇の下半身を持ち、髪の毛は蛇、目を合わせたものは石と化してしまうという恐ろしい女の怪物がメドゥーサです。仲間のほとんどが石にされてしまいましたが、ペルセウスは盾を鏡にして目を直接見ないようにしてメドゥーサに立ち向かうんですね。そういう描写が、僕の知ってるギリシア神話のものとほとんどそのままに再現されてるので、なんかすっと頭に入ってきてすごく気持ちよかった。ちなみに最後の化物は迫力はあったけど、意外なほどあっさり退治されてしまってあっけなかったです。笑
感想としては、そんなかんじです。機会があれば、リメイク前の「タイタンの戦い」も見てみたいですね。
あ、それから、おもしろいエピソードがあって、この作品、日本の漫画「聖闘士星矢」をオマージュしているんだとか。言われてみれば、神々は布の長衣を着ているっていうのが従来のイメージなんだけど、みんな中世ヨーロッパの甲冑みたいなのを身にまとっているんですよ。ゼウスの鎧なんて銀色の光を発してましたからね。これは「聖衣(クロス)」を意識していたのですね。
また、ちゃっかり「聖闘士星矢」の車田正美さんとコラボしてるからさらにおもしろい。ポスター・コラボということらしいですが、車田テイストが全開で、す、すごいですよ。ぜひ。
「聖闘士星矢」車田正美先生×映画「タイタンの戦い」ポスター・コラボ実現!
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