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グーテンベルク・ダイヤグラム

Posted on | 2008年 3月 15日 | Permalink

【グーテンベルク】
ヨハネス・グーテンベルクはドイツ出身の金属加工職人で、1447年にヨーロッパにおいて総合的な活版印刷技術(具体的には活字合金製の金属活字と油性インクの使用技術)を実用化し、初めて旧約・新約聖書(ラテン語版)を印刷したことで知られる。これが『グーテンベルク聖書』である。
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「グーテンベルク・ダイヤグラム」:均一に配置された同質の情報を見る時の、視線の流れの一般的なパターンを表した図式。

グーテンベルクと言えば、羅針盤、火薬とともにルネサンス三大発明のひとつ、活版印刷の発明者です。そんな彼の名を冠する図式がグーテンベルク・ダイヤグラム。

グーテンベルク・ダイヤグラムは、表示媒体を4つの区画に分ける考え方を持っています。(1)上方左側の「最初の視覚領域」、(2)下方右側の「終着領域」、(3)上方右側の「強い休閑領域」、(4)下方左側の「弱い休閑領域」がその4つの区画です。

グーテンベルク・ダイヤグラムによると、西洋の読者は自然に表示媒体の左上(1)から読み始め、左右および下方向へすばやく視線を動かせながら右下の終着領域(2)に至るということです。この場合、(3)(4)などはよほど強調されない限りはわずかな注目しか浴びない部分です。これらの考え方、つまりは簡単に言うところの「斜め読み」ってやつですね。「斜め読み」って、正式に法則があったんだ(感心)。

「読書重力」なんていう言葉もありますが、左から右へ、上から下へ、というような私たちが読書する場合のごく当たり前の習慣ですよね。グーテンベルク・ダイヤグラムもこれに起因するものです。このグーテンベルク・ダイヤグラム、大量にテキストをレイアウトする場合なんかに少し意識すると良い法則かもしれません。

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