きまぐれ事典

ウェブデザイナーがあれこれきまぐれにつづる日々のくらしの百科事典。

食堂かたつむり

Posted on | 2010年 3月 2日 | Permalink

【カタツムリ】
カタツムリ(蝸牛)は、陸に棲む巻貝の総称。特にその中でも殻が細長くない有肺類を言うことが多い。

食堂かたつむり

映画「食堂かたつむり」観てきました。ここんとこ1日の映画の日を狙って何かしら映画を観に行っております。で、なぜ「食堂かたつむり」なのかって言われると、ほとんど思いつき的選択なのであったり。最近、ド迫力系の映画ばかりでしたので、たまにはちょっとまったりした雰囲気の邦画でもいいかなと。

「食堂かたつむり」は同名の小説が映画化されたものです。物語は恋人に逃げらたショックで言葉を失ってしまった女の子がふるさとへ帰ってきて実家の離れの物置小屋で食堂を開くというお話。主人公倫子がつくる料理を食べたお客は不思議と願いごとが叶ってしまうということで評判の食堂になります。あと、大嫌いなホステスのおかんルリコとの関係が話の柱になってくるってところでしょうか。

食堂かたつむりというタイトル通り、本編の節々にいろんな料理が出てきます。倫子が心を込めて作る料理の数々、見てるとお腹がすいてくるんですよね。というか夕食の時間帯に観たのがよけいにいけなかったのか上映中僕は腹の虫が鳴りまくりでした(笑)

美味しそうな料理が絡んでくるという点で似ていると言えば、映画「かもめ食堂」があげられるのかな。という自分は「かもめ食堂」観たことないのですが、勘違いだったらスミマセン。また「かもめ食堂」も観ておきたいな。

こういう、「料理」がテーマの映画っていいですね。食べ物を通して人との関わり方や生き方を見るような感覚。誰かのために心を込めて料理を作るとか、大切な誰かと一緒に食事をとるとか。料理を作るって素敵なことだなと改めて教えられる映画でした。

僕も料理は好きです。作るのも、食べるのも(笑)。時々、自分でも料理したりするのですが、近いうちまた何か作りたいなあと映画観ながら思ったのであります。

そうそう、原作の小説とは別に、「食堂かたつむり」の料理レシピの本もあるみたいですよ。物語に出てくる料理のレシピが載ってるみたいです。ああ、またおなかすいてきた。

食堂かたつむりの料理 (単行本(ソフトカバー))
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弁天島

Posted on | 2010年 2月 24日 | Permalink

稲佐の浜の弁天島を横から失礼して。昔は海に浸かってる島だったのですけれど、最近ではいつ見ても浜の上にあるような。広い浜にポテっと座った感じがちょっとかわいらしいです。

アジトに来てみる?

夕暮れシーサイドライン

Posted on | 2010年 2月 22日 | Permalink

水平線の向こうに日が沈み、海岸道路にぽつりぽつりと街灯が灯りはじめます。海と空のグラデーションにため息がもれてしまいそう。

アジトに来てみる?

シンプルなのではなくエンプティネスである無印良品

Posted on | 2010年 2月 10日 | Permalink

【emptiness】
空、空虚、中空、虚、がらんどう

無印良品は僕の大好物のブランドのひとつです。その無印良品のトークイベントで、無印良品のアドバイザリーボードでもあるデザイナー原研哉さんがお話しされたとか。そのトークの採録を無印良品のサイトで読んだのですが、これがまた良かった!ちょっとだけタイミングずれてしまいましたが、無印好きとしては外せないかと思いブログを書いています。

原研哉氏トークイベント採録|くらしの良品研究所|無印良品

無印良品のコンセプトのお話、無印良品好きとしてはとても面白く、興味深かったです。わかりやすく、そしてとても深いお話でした。

無印良品は、シンプルではなく、エンプティネス。
“空っぽ”の中には、何でも入れられます。

無印良品の商品を表すのにしばしば「シンプル」という言葉をあてはめてしまいがちなのですが、じつは「エンプティネス」の方がふさわしいのだと。似ているようで違うのですよ。そもそもエンプティネスなんて表現はあまり聞いたことなかったのですが。

無印良品の商品はエンプティネス。さてどういうことかと言いますと、そもそもエンプティネスというのは空っぽということですよね。エンプティネスとは空っぽの状態なのであらゆるものを受け止められる余裕があるというのです。それを単にシンプルというのとは区別してエンプティネスと定義されてる。

トークの中で事例を挙げておられるのでちょっと引用しますね。

これはシンプルとエンプティを説明する分かりやすい事例です。

ヘンケルの包丁

こちらはヘンケルの包丁。僕も台所で使っているものですが、すごくよくできています。グリップの位置がしっかりしているし、刃の微妙な反りもよくできていて自然に切れる。人間工学的にもきちんと考え抜かれてていますから、西洋流のシンプルのひとつの極点にあるような、いい仕事だと思います。

柳刃包丁

一方、こちらの柳刃包丁はエンプティネスの典型。
板前さんが刺身などをつくるわけですが、どちらの包丁がより高度な技術を受け入れるかというと、明らかにこっちの柳刃包丁のほうです。こちらにはグリップも何もなくプレーン。どこを持ってもいい。だから、薄造りの刺身をつくる時と、何かをみじん切りをするときとでは、たぶん持つところや持ち方が微妙に違うはずです。包丁を研ぐと、刃の長さが短くなりますから、また持つところも違ってくる。どこを持ってもかまわないということは、板さんの超絶技術をこのプレーンな柄で全て受けとめるということなんですね。これがエンプティです。

とても分かりやすくないですか?無印良品の商品の背景にはこのエンプティネスがあるとおっしゃっています。無印良品の商品はすべてを受け止めるように出来ている。どこで使おうが、どのように使おうがかまわない。そういう自在性が確保されているんですね。

私もこれまで無印良品モノは多数購入してますが、なるほどなーと思いましたよ。言われてみればそうかもなと。商品だけでなく広告にもそういうコンセプトはしっかり反映されております。無印良品のポスター、商品カタログなどに使われていた、だだっ広い荒野や、一面真っ白の氷原、あるいは空をそのまま映す塩の湖の風景などの写真。あれもいわゆるエンプティネスを象徴してたのですね。

相当かいつまんで紹介してますが、元の記事の内容の濃いこと濃いこと。いろいろな学問・知識で組み固めてコンセプトを構成していっている感じが凄まじく説得力を持っていると感じました。超一流デザイナーのすごさというか…。ちょっと長いですが興味ある方はぜひ読んで欲しいです。

瑞穂ハイランドへ一人で行ってきた

Posted on | 2010年 2月 9日 | Permalink

【highland】
高地。高原。

瑞穂ハイランド

月曜日、瑞穂ハイランドへスノーボードを楽しみに行ってきました。一人で。

一人でスノボというのは自分的には全然フツウなんですが、傍からみたらちょっとさみしい人に見えるんでしょうかね。平日に一人で滑りに行くことはとても贅沢なことでもあるんですよ、私の中では。もちろん仲間とワイワイ滑るのも好きですよ。一人スノボのメリットは自分のペースで好きなコースを好きなだけ思う存分堪能できることでしょうか。土日祝祭日は人が多くてたまりませんので、行けるなら平日を選んで行きます。

瑞穂ハイランド、近場では一番好きなゲレンデです。コース、設備、雪質などなどエリアでもかなり良い方なんではないでしょうか。一人スノボはぜひそんな瑞穂で過ごしたいという気持ちも強いわけですよ。

ですが今回はあまりコンディションは良くなかったです。あまりと言うかかなり。例年この季節では珍しく暖かかったため時々雨が降ってきてしまったのですよ。これには少しブルーになっちゃいましたね。雨が降るくらい温度が高かったので雪もベトベトぎみでした。うーん。それからさらに、山頂付近は時々激しくガスってて視界が悪いのなんの。さらにさらに、ハイランドサイドの頂上付近は猛烈な風が吹いておりバレーサイドへ向かう時にえらく苦労しました。…と、かなりのバッドコンディション。むー。まあそんな四重苦にもめげずに頑張って滑りまくりましたけども。

そうそう、今年の瑞穂のスノーパークはすごいことになってました!昨シーズンまではナスターコースに設置されていたんですが、おそらく今シーズンからでしょうね、スカイラインコース全域にわたってかなりの数のアイテムが設置されていました。しかも中にはかなりハイレベルというか、凡人からしてみたら頭オカシイんじゃないの級のアイテムがいくつか。とりわけぶったまげたのが、下の方にあった巨大なキッカーでした(下の写真)。

巨大キッカー「松風」

これちょっと大きさ分かりにくいかもしれませんが、上から滑り降りてくる人のサイズと比較してみてくださいね。でかいでしょ?ムリです。赤ペンキでデカく「松風」って書いてありました。クレイジーですね。無理です。

瑞穂にはハーフパイプもあるんですが、こちらはちょこっとだけ遊ばせてもらいました。当然プロのような腕前はございませんので安心してください(笑)

あ、それから、ワンシーズンぶりに来た瑞穂ハイランド、いくつか気づいた点がありましたね。

ひとつは、ゴンドラ麓駅のお店街で薪を焚く匂いがしたこと。木を燃やす匂いってなんだかホッとしませんか。僕は好きです。飲食店があるのですが、薪を使って調理してたりするのかな。

もうひとつ。たぶんパークのそばだけだったのかな、今シーズンはゲレンデで音楽を流していました。確かこれまで瑞穂ハイランドは、自然との調和を考えて、みたいコンセプトで、音楽は一切かけないというポリシーだったと思ったのですが、今年はそれを変えてきたようですね。ヒップホップとかレゲエとか20代くらいの若者が好みそうな曲が多かった気がします。これは好き嫌い、賛否両論あると思いますけど、僕的には当初のコンセプトを貫いて欲しかったかなー、という考え。

今回は中の飲食店を利用してませんが(貧乏人は車内でカップラーメン)、もしかしたら年々趣向を変えていろいろ工夫されてる部分があるかも知れませんね。ちょっと高いけどまたいつか利用したいですね。

さてさて今回はコンディションに恵まれませんでしたが、基本的に僕は瑞穂ハイランド大好きです。もう10年ばかり通ってますけれど、今後もずっと滑りに行きたいゲレンデですね。中の人、がんばってください。

書いてる人

taca

taca。1978年生まれのB型。ウェブ制作のお仕事をしています。MacユーザーでiPhoneユーザー。写真を撮るのが好き。BBQをこよなく愛しますが、やむを得ない場合はホットプレートでの焼肉でも可。[profile...]

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