Mac ProでWindowsを動かす
Posted on | 2008年 7月 21日 | Permalink
仮想機械(かそうきかい、Virtual Machine、バーチャル・マシン、VM)とは、コンピュータのCPUや記憶装置などのリソースを仮想化した上で、その仮想化したコンピュータを実行するためのアーキテクチャまたはソフトウェアである。更にはそれら技術により実現された仮想機械(仮想のコンピュータ)そのものを指す。
いよいよMac ProでサクサクWindowsが動く仕組みを整備します。Mac Proに乗り換える、大きな理由のひとつでもあったポイントです。ここが一番ミソなんです。今回選択した方法は、「VMware Fusion」というソフトを利用して仮想Windowsを走らせるという方法。
他にも選択肢として、OS X 10.5に標準搭載のBoot CampでWindowsを動かす方法、それからparallels DesktopというソフトでWindows環境を再現するという方法もありました。
その中でVMware Fusionを選んだ理由は、MacのOS X上であたかもひとつのアプリケーションのようにWindows環境を動かせるということですかね。これはparallels Desktopも似た様なものなんですが、ネット上の口コミから判断するに、微妙にFusionの方に軍配(自分的には)。
ちなみに一方のBoot Campの場合は、わざわざOS Xをシャットダウンして、再起動時にWindowsに切り替えて起動する、という方式。こちらの場合はこの再起動というのが手間に感じたのです。
私がウェブ制作する上で、Mac上の各ブラウザ、それにWindows上の各ブラウザを次々短時間で切り替えつつ表示確認したいというのがありまして、何度も何度も繰り返し切り替える場合がありますから、いちいち再起動をしているわけにはいかないんです。
前置きが長くなりましたが、VMware FusionをMac Proにインストールしてみました。簡単な手順ですぐにインストールできてしまいました。今度はWindows XP Professional SP2をインストール。これも難なくクリア。問題はここから。ちゃんとスピーディーにWindowsが操れるか。
は、早いです!Power Mac G5の時のVirtual PCで動いていたWindowsのもっさり感を微塵も感じさせません。Windowsマシンを生で操作しているみたいに小気味良い動き。ブラウザの表示速度やページの切り替わりもとても軽やか。
ついでのついで、試しにYahoo!動画とか見てみましたがまったく問題なし(Macには未対応なんですよね)。これならBoot Campも必要なしです。大正解。Windowsのみ対応の他のサービスも今後どんどん試してみたいところ。
Windowsが無事うまく動いてくれたってことで、次にやるのはこの仮想Windowsの整備です。とりあえず、仕事で使うものは入れておかなければいけません。とその前に、一番大事な気もするセキュリティソフト。いくら仮想環境だからとは言え、れっきとした1台のWindowsマシンなのです。セキュリティには慎重になるべきです。
で、何を入れようかちょこっとリサーチしてたのですが、意見はいろいろあるもの。最大限ネット口コミ、人の評価などを参考に、そして結局最後は動物的勘に頼って選んだソフト「マカフィーインターネットセキュリティスイート with サイトアドバイザ」。インストールして立ち上げてみましたが、可もなく不可もなく?とくに問題はないと思います。
あと、肝心なブラウザ類。最初にIEを最新のIE7へアップグレード。ついでにFlash Playerも最新に。そしてこのままではIE6以前のブラウザが使えないので、Multiple IEをダウンロードしてきてインストール。まあ大抵IE6と7で足りるんですが、一応すべてのバージョンをインストールしておきました。それからFirefoxも欠かせませんので、これも忘れずインストール。私の場合、こんな所でOKです。欲を言えばOperaやNetscapeもあれば吉ですが、まあここまでやる必要はないかなと個人的には思っております。
あ、あと一応FFFTPも置いておくことにします。なにかと便利に使えるので。さあ、ひとまずこんなところでしょうか。また必要なものが出てくれば、その都度入れればいいでしょう。
ということで、とりあえず、Mac Proのセットアップとお仕事環境の整備は完了したわけであります。個人的な感想としては、データの転送などに多少時間がかかったものの、大きなトラブルもなくて意外とすんなり移行できちゃったなあって気がします。今後は存分にMac Proのパワーを試して行きたいですね。とにもかくにも、めでたし、めでたし。
MacProの増設メモリとHDDの仕上げ
Posted on | 2008年 7月 20日 | Permalink
(1)仕上げること。また、その結果。できあがり。
(2)仕事の最後の工程。
(3)人の死後、仏事供養をすませて一段落つけ生業に戻るための行事。
さあ、きっちり増設したメモリと内蔵ハードディスクをちゃんと使えるようにします。
メモリはシステムプロファイラで見ると一応認識されているようです。でも、認識されているからと言って、必ずしも正常に動作するものでもないっていうことなんで、ちゃんとメモリテストしてみます。
前回Power Mac G5の時はApple純正のApple Hardware Testというのを使いましたが、今回はマックメムからのメールで教えてもらった「Rember」というソフトを使用することにしました。
マックメムのサイトに使い方の説明が出ているのでそれに従ってテスト開始。説明では30分くらいから数時間かかるということが書いてあったので覚悟していましたが、なんとか1時間ちょいで終わってくれました。「All tests passed!」と表示されたので、どうやらメモリは正常のようです。これで安心してMac Proを使い倒せますね。
さて次に昨晩増設しておいた内蔵ハードディスク500GBですが、今のままでは認識はしているけれど、初期化(フォーマット)していないので利用できない状態です。ですので、毎回Mac Proを立ち上げるたびに、「ディスクのセット:セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした。」と表示が出ます。とにかくフォーマットしてやらないと使えません。
さてフォーマットするに際して、ここでパーティションを分けるかどうするかという悩み。後ほど入れるWindows XPのためにBoot Camp用のパーティションを切っておいた方がいいかなあとも思い、いろいろ考えましたが、やっぱりやめました。いろいろ他人様のブログ記事を研究した結果、まあBoot Campは使わないでもいいか、という結論に。VMware Fusionのみでいきます。
ってことで、この500GBのHDDはEOS 5Dで撮影したRAWファイルを保存するストレージとして利用することにします。500GBまるまる写真の保存に使います。だから分けずに1パーティションでデフォルトのMacOS拡張(ジャーナリング)にてフォーマット。
とりあえずこれで行きます。さあ次はいよいよ期待の星「VMware Fusion」をインストール。そしてWindows XPも入れます。
Mac Pro増強作戦
Posted on | 2008年 7月 20日 | Permalink
設備をさらに追加してつくること。
とりあえずMac Proが動き出しました。データや設定を継承してとりあえず動いています。さて、今度は多少ハード面を増強してやるつもりです。といっても予算にも限りがありますので、そこそこに。
まずメモリ。これは欠かせません。アプリケーションを同時にいくつも立ち上げたり、処理速度を高めるにはメモリの増設が欠かせませんね。Power Mac G5の時は4.5GBまで積んでいました。今回はMac Proのデフォルトが2GBでしたので、さらに4GB載せて全部で6GB。とりあえずこんだけあれば、仮想環境のWindowsもサクサク動いてくれるでしょう(期待)。
ところで、旧マシンのメモリを引き継いで使ってやろうという気持ちもあったのですが、なんとMac ProとPower mac G5のメモリは種類が異なるとか。残念です。そればかりか、初期Mac ProとMac Pro Early 2008(現行)もまた違うだか違わないだか。ややこしい。
メモリは以前にも自分で増設したことがあるので、それほど緊張もしておりませんでしたが、そこはやっぱり精密機械。大事な大事な新マシンの腹を開けて作業するのですから、まったく緊張しないはずはありません。静電気など起こそうものならどうなることか…。
以前注文したマックメムというMacのメモリ専門店で注文しておいたメモリを梱包から慎重に取り出します。Mac Proの筐体の中からライザカードという2枚のメモリがずらり並んだ基盤を取り出します。説明書通り慎重にメモリをセット完了。手順的には簡単なものです。あとはきちんと認識してくれれば手術成功です。
Mac Proのフタを開けているついでにハードディスクの増設もやってしまいます。Mac Proにはなんと最大4台ものハードディスクを積むことができます。最大で容量は4TBだそうな。すごいですね。Mac Proの標準構成が320GBでしたが、もう少し余裕を持たせようと思い、500GBの増設用HDDを購入しました。外付けでも別に良いのですが、デスク周りがこれ以上ごちゃごちゃしすぎるのが嫌なのと、出来ることならデータの転送、書き込み速度が早い方がいいという点から内蔵をもう一台ということに。ちなみにむき出しの内蔵ハードディスクはこちら。
内蔵ハードディスクを増設するのははじめてでしたが、説明書通りやったら以外と簡単でした。必要な工具はプラスドライバーのみ。とても簡単。というか、Mac Proの設計自体、簡単に増設しやすいように作られているのです。そう考えて筐体内部を眺めると、その極められた機能美はヨダレものです(変態)。
さて、夜も深くなってしまったので、メモリテストやらハードディスクの初期化とかパーテーション分けとかはまた明日。とりあえずメモリもハードディスクも認識はされております。
MacProが我が家にやってきた
Posted on | 2008年 7月 20日 | Permalink
Mac Pro(マックプロ)はアップルが開発、販売しているワークステーション。Power Mac G5の後継機種として2006年8月より販売が開始された。2008年1月8日、標準構成でXeon E5462を2つ搭載し、8つのプロセッシングコアを持つシリーズが発表された。
仕事の合間をみてついにMac Proを注文。Power Mac G5にかわって主力マシンになるべく、我が家にMac Pro(Early 2008)がやってきました!それはもうビートルズ来日以来の歓迎ムード(嘘)。これでうちのメインマシンもようやく念願の「インテルはいってる」なMacになりました!
なんとか三連休までに届くようにうまいタイミングで必要な物品を注文。金曜の夜までにMac Pro本体と増設用500GBの内蔵HDD、それと増設用メモリ4GBが届き、土曜には仮想OSソフトのVMware Fusion、それを利用して動かすWindows XP、加えて注文しておいたWindows用のセキュリティソフトが届きました。
さて、もう趣味の世界になってしまいますが、これから何度かに分けて、Power Mac G5からMac Proへの乗り換え&仕事仕様への調整、新Macの使用感などを、この場を借りてレポート&記録しておきたいと思います。興味のない方はスルーしてくださいね。
で、とりあえずまず、新Macのセットアップとともに、前のMacからデータ移行しなきゃならないわけです。Macの便利さのひとつに「移行アシスタント」なるものがありまして、これのお陰でとても簡単にデータや各種設定の引き継ぎをすることが出来ます。今回はこの「移行アシスタント」を利用することに。
まっさらな状態でセットアップしてゼロから設定を組み直すのはとても時間がかかりますからね。アプリケーションも全部インストールし直すのはとても面倒。
新Macのセットアップ中にターゲットディスクモードで旧Macから中身を流すわけですが、2台を並べてFirewireでつながなければいけません。とりあえず2台を並べてみました。
圧巻!ただでさえ大きな筐体が2台も並ぶと壮観な眺めです。ちなみに2台の電源を入れるわけですが、ちょっとコワいのでクーラーはあらかじめ切っておきました。ブレーカーが落ちたりなんか素敵すぎるハプニングが起こるのも嫌ですしね。日中は猛暑でしたが、ありったけの窓を全開にし、Mac2台に扇風機の風を当てて(じつはMacの熱問題も心配)がんばりました。
全データおよび設定情報などなどを移行するのに、なんと約5時間。どんだけ?(古?)。気が遠くなりそうでしたが、自分のやることはただ待ってるだけ。何もしないで同じ環境を再現してくれるなんて何気にすごいです。
なんとか無事データ移行できた模様です。とりあえず仕事で使わなきゃいけないソフトは全部動きました。Power PC用のアプリはちょっと諦めていましたが、なんとほとんど動作する!これは「Rosetta」というエミュレーター的なものがIntel Mac上でPower PC用のソフトを動くようにしてくれてるお陰なんだとか。「Rosetta」すごいぞ!それでもいくつかはダメなソフトもありましたが許せる範囲。
さて、無事にデータや設定を継承しつつ、Mac Proのセットアップが出来たのでとりあえず一安心。次は開腹してメモリと内蔵ハードディスクの増設編へと続く。
…とその前に。新しいキーボードがあまりに美麗でしたので、ちらりご紹介。すっきりシンプルな感じに、なんと言っても薄過ぎ。これはちょっと感動しました。
恵みの雨
Posted on | 2008年 7月 19日 | Permalink
朝、久しぶりの雨が降りました。ここのところカンカン照りだったので、庭の緑も気持ちいいんだろうな。