きまぐれ事典

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確定申告をはじめてe-Taxでやってみた

Posted on | 2012年 2月 12日 | Permalink

e-Tax 国税電子申告・納税システム

今年は早めに確定申告を済ませました。一般的な申告期間がまだ始まる前ですね。今年からようやくe-Taxを利用して確定申告をすることにしましたので、それで前もって申告をすることができちゃったのですね。e-Taxでは1月16日から申告を受け付けているんだそうです。早い。しかも24時間いつでも受け付けてもらえる。さらにさらに、e-Taxで電子申告をすれば、今年だと4,000円の控除が受けられたり、いいことずくめに聞こえます。ただ、このe-Tax、やっぱりというか想像通りというか、面倒くさかったりわかりにくいことが多いんですね。なんとか出来た…っていう感じです。

僕は普段Macを使ってるんですが、前々から聞いていたウワサによるとe-TaxはMacでやらない方が身のためだというような話はたくさん聞いていて、まぁしばらく経って改善はされてきているんだろうけど、それでも少しでも簡単に済ませたいという思いから、僕はWindowsからe-Taxを利用することにしました。といっても、MacにインストールしてるVMware Fusion 4で走らせるWindows7からなのですが。自分のための備忘録と、もしもこれからe-Taxをやるという人がいれば多少参考になればと、僕がやった手順をざっくりですが書いてみます。ほんとざっくり。

【1:電子証明書を取得】
個人を電子的に証明するためのものなんですが、これは役所で発行してもらえます。発行された電子証明書は住民基本台帳カード(ICカード)に情報が埋め込まれるようで、この住基カードを使ってe-Taxでの申告が行えるようになります。電子証明書の効力は3年間のようです。僕はICの付いてない住基カードは持っていたのですが今回ICカードに変えてもらいました。そうそう、それから、カードの暗証番号数字4桁と、電子証明書のパスワードを16桁までの英数字で決めなければいけません。電子証明書の発行も合わせて諸々で30分も掛からなかったかな。

【2:カードリーダライタの入手】
電子証明書の書き込まれたICカードを読み取らせるための機械が必要になります。それがカードリーダライタ。家電量販店でもネットでも購入できるものです。接触型と非接触型があり、カードのタイプによって使えるものが違ってきますので要確認。また、Windows用、Mac用があるので、利用する環境に合わせて機種を選ばないといけません。

僕の場合ですが、カードは表面にIC端子が見えているコンビ型ICカードなので接触型、非接触型両方対応しているようです。そんで環境はWindows。で、購入したカードリーダライタはSonyの非接触型の機種でコレ(PaSoRi RC-S370)。FeliCaとかいろいろ使えるということで(といっても僕にとって今はほとんど関係ありませんが)今後何かと便利かもという理由で選択。2,000円台で買えました。

Sony PaSoRi RC-S370
SONY 非接触 ICカードリーダ/ライタ USB 対応 パソリ RC-S370
メーカーサイトはこちら

【3:カードリーダライタのドライバをインストール】
付属の説明書かんたんセットアップガイドの通りに進めればよいのですが、僕の場合、自動でインストールが始まらなかったのでメーカーサイトからソフトをダウンロードしてきてインストールしました。

Sony Japan | FeliCa | 個人のお客様 | ダウンロード」からFeliCaネットインストーラーをダウンロードすればよいです。

【4:公的個人認証サービスの利用者クライアントソフトをインストール】
公的個人認証サービスポータルサイトというところから利用者クライアントソフトをダウンロードしてきて自分のパソコンにインストールします。画面に従えばわりとすんなり。

【5:e-Taxのソフトをインストール】
e-Taxサイトの事前準備セットアップというボタンから必要なソフトをダウンロード、インストールします。Windowsの場合はこれ一発で必要なものを一式インストール出来るようですね。Macはまたちょっと違うっぽい?

【6:e-Tax利用開始届け】
e-Taxのサイトから利用開始届けをします。これは初回のみなのかな。自分についてのデータを登録していき、最後に利用者識別番号という16桁の番号を発行してもらいます。暗証番号とセットで控えておきましょう。

【7:e-Taxで申告書類作成作業】
やっと申告書類の作成です。ここでで自分の申告に必要な書類を作成します。あらかじめ他のソフトなどで集計しておいたものを入力したりすれば良いのではないでしょうか。僕は例年Excelで集計を出して書類に記入していたので、その要領で画面に入力していきました。弥生のソフトなんかだともっと簡単なのでしょうね。しかもそのソフト自体から申告データを送信できるんですって?僕は使ってないので詳しくはないです。話逸れましたが、どんどん入力していきます。所々の合計の欄とかぴしゃっと自動で出てくるので楽ですね。そういうものなんでしょうが。入力すべき数字が出してあって、必要な事項が記入されたものなど手元にあれば、ここでの作業はわりとスムーズに進むと思います。

その流れの延長で、これまたわりとすっと、申告データを送信できちゃいます。アレっ?て感じ。最後の方が比較的スムーズな印象でしたね。準備段階がやたら複雑でわかりにくい気がします。とは言いつつ、送信し終わったのが朝方近く。かなり脳みそのエネルギーを消耗してしまいました。ひとまず、はじめてのe-Taxによる確定申告を無事?に完了できたのでひと安心かな。やってみたらなんとか出来たという感じですが、だいたいの勘所は分かったので来年はもうちょっとすんなりできるでしょう。e-Taxは最初の導入時が一番大変なんじゃないんでしょうか。感想を言うとすれば、導入のあれこれが面倒でわかりにくく、パソコンに慣れてない人などとくに敷居が高くなるような気がします。暗証番号だとか確認番号だとか識別番号だとかそんなようなものがたくさん出てくるのでどれを入力していいのやら非常に迷います。仕組み上仕方ないとは思うけど、もっとわかりやすくならないものかなぁ。

ふー。なんかグダグダになった気がしますが、どうかお許しを…

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フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

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taca。1978年生まれのB型。ウェブ制作のお仕事をしています。MacユーザーでiPhoneユーザー。写真を撮るのが好き。BBQをこよなく愛しますが、やむを得ない場合はホットプレートでの焼肉でも可。[profile...]

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