出雲北山・鼻高山に登ったよ
Posted on | 2013年 3月 13日 | Permalink
土曜日、ちょっとした山登りを楽しんできました。登る山は出雲市民には馴染みの深い北山山系は鼻高山(はなたかせん)。出雲北山では一番高い536メートル。
北山と言えば出雲の北を象徴する確固たるランドマーク。ほとんどまっ平らな出雲平野から突如としてせり上がる山肌。松枯れで茶色が目立ってはきているが、巨大な怪物の背のようにも見え、なめらかに連なる山塊。よくよく考えると異様にも思えるその山の塊は、神話の時代に本当に海の向こうから引っ張ってきたんではあるまいかとロマンに想いを馳せてしまう。はぁ・・・ふつくしい・・・。一際高くそびえる鼻高山・・・凛々しい・・。北山が好きなのです。そんな北山にずっと登りたかった(厳密に言うと幼い頃に登ったことがあるけどほとんど記憶なし)
とある日の夕暮れの出雲北山。真ん中やや右寄りの一番高く見える部分が鼻高山です(クリックで拡大)。ふつくしい・・・
前置きが若干しつこくなってしまいました。すみません。。
登山の日は雲ひとつない天候に恵まれましたが、黄砂現象がひどく視界がかなり霞んでいました。花粉やPM2.5のこともあるし一瞬登山を躊躇いましたがそれでも決行。
ルートは、以前に下見に来ていた天王山キャンプ場付近の登山口から登るルートです。登山口付近には来坂神社という神社があり、ここ、中学の頃、何度か部活のロードワークで上ったことがある場所です。じつはこの地点ですでに景色が良かったりする。すでに標高が高いのです。散々うんちくたれたわりにはちょっとズルい。
しばらく行くと第一鹿ゲート。と言っても、鹿が通るためのゲートではないです。鹿が里へ降りてくるのを防ぐための柵が施してあり、そこを人間が通過するための出入り口になってるんですね。サルカンや針金などで数箇所固定してあるので一旦外して奥へ。通ったらまた塞いでおくのがマナー。こういった鹿ゲートがルート中に全部で3ヶ所ありました。
倒木が登山道の行く手を阻んでいるところも。乗り越えてどんどん登る。
月廻り峠(つきまわりとうげ)。ここまで来れば鼻高山山頂まであと15分。稜線に出て視界が明るい。
鼻高山山頂に到着。来ましたね、ついに。さて、ここから見える景色は・・・
山頂から南側を望む。うわぁ・・・やっぱり黄砂がひどい。かすかに出雲ドームが見える。
北の景色。十六島の方です。日本海がぼんやり見えます。風車群も点々と見えますね。
西。出雲平野から見たら、北山って一山越えたらすぐ海っていうイメージだったけど、まあまあ厚いんだな・・・
さて、黄砂のせいで山頂からの風景は少々期待はずれでしたが、まだ楽しみは残っています。この時点で午前11時半頃。そう、山頂でのお昼ごはん。
山頂で食べるために持ってきたおにぎり。なんと竹皮で包んであるという凝りよう。テンション上がります。手前からしゃけ、ぶたみそ、シーチキン、うめ。嗚呼、うまい。
そうそう、今回はちゃんとバーナーを持ってきました。で、湯を沸かしてインスタントだけどカップの豚汁を食べましたよ。
自然の中で、しかも出雲平野を見下ろす山の上で食事できるなんて何か贅沢な気分を感じてしまいますね。1時間くらいで登れちゃうそれほど高くはない山ですが、それでもある程度の苦労を伴って得られる満足感。心地良い疲労感。これです。これなんです。
山頂では意外にもたくさんの人と出会いました。グループで登ってる人たち、縦走の途中の人たち、トレイルランしに来てる人。北山って結構たくさんの方が登ってるんですね。人知れず登ってる。知らなかったのは僕くらいですか?意外と山好きの人は北山登るのかな。下から見上げてても誰も登ってる気配しないしな(そりゃそうだ)。見渡せる景色は良い山ですもんね。そのわりにすごく身近にある。アツいな。やっぱりアツい北山。
また何回でも登りたいと思ったんですが、これから先の季節、あんまり登らないほうがいいみたいですね。なんでも鹿の個体数が増えててその影響か、ツツガムシっていうのが結構発生するらしいのです。ダニみたいなやつだと思うんだけど、ツツガムシに噛まれると熱出たりわりと大変なことになるらしいので要注意です。
下山途中にまさかのハプニング。トレッキングシューズの底が剥がれた・・・。十数年前に購入したものだしなぁ。道具の点検・メンテナンスは怠ってはいけませんね。。こんなでも意外と歩けたので無事下山。
鼻高山とても楽しかったです。出雲北山、他の峰も登ってみたいですね。でもツツガムシが怖いから次は他の山かな。
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