81回目の誕生日
Posted on | 2010年 4月 19日 | Permalink
その人の生まれた当日。また、月日がその日と同じ日。誕生の記念日。誕日。誕辰。バースデー。
4月18日は祖母の誕生日でした。満81歳になりました。昭和4年(西暦1929年)生まれですが、Wikipediaでちょっと調べてみたところ、オードリー・ヘップバーンと同じだったりするという。あと、歴史の時間に習ったけど、世界恐慌がはじまった年ですね。
そんなことはさておき、祖母、だいぶ足腰も弱ってきておりますが、畑に出て農作業もするし花壇や鉢植えに花を作ったりとまだまだ元気でやっています。考え方も明るく前向きな人なので尊敬する人のひとり。僕ら孫たちがほぼ手を離れた、祖母が60歳になった時、ふと思い立って自動車学校に通い免許を取得したというツワモノでもございます。そんな祖母も、さすがに今年、免許証を返納すると言っています。
僕は小さい頃はおばあちゃん子でしたし、そんな祖母に本当に世話になったというか、心配もたくさん掛けてきたし、今までいろいろしてもらって感謝しているのに、じつはまだ何ひとつ恩返しできてない気がしていまして。。祖母も81だしこの先どれだけ元気でいられるか分からないなとも思っていたりします。もちろん元気に長生きして欲しいのですが。
で、今回の祖母の誕生日、伝えたくても面と向かって言うことができなかった気持ちを手紙で伝えてみようかなと考えました。祖母に手紙なんて書くのは初めてです。じつのところめちゃくちゃ恥ずかしいですし、もしかしたら、もらった祖母も照れくさいのかも知れません。でも、もうこの方法しかないのですよ。意外とどストレートな直球人間なところがあるので、ちゃんとカタチにして、ちゃんと伝えておきたい。
そういう気持ちで一度は便箋に向かったのですが、やっぱり気恥ずかしくてなかなか言葉が出てこないんですね。そうしていると、とある人から、写真の裏にでもサラサラっとメッセージを書いてみたら?というアドバイスをもらったので、ああなるほどな、と思い、アルバムやネガの山から必死で思い出の写真を探し出し、その裏にメッセージをしたためることにしたんです。
内容は、ご想像におまかせします(笑)。書いてる時は、頭の中でcobaが弾くアコーディオンのあの曲が流れてたり…。もう、なんだかラブレターでも書いている中学生の気分でしたが心配はいりません。お相手は81歳の女性なのですから。。
ここ数年、誕生日や敬老の日なんかには花を贈ってあげてたのですが、今回もいつもの花屋で買ってきた花を昼間のうちに贈りました。そして夜、祖母が寝る前に寝室にこっそり入って例の手紙をそっと手渡して逃げてきました。家族には見せるなと書いておいたのでたぶん大丈夫です。笑
そんなこんなで今晩、気持ちを伝えたわけですが、ちょっと明日祖母と顔を合わせるのが気恥ずかしい。。ま、気持ちはしかと伝えたのでこれでよしとします。伝わったかな。
祖母にあげた写真は下のこの写真。たしかもう10年くらい前に、祖母を車に乗せて桜を見に行った時のもの。まだ写真にもカメラにも興味なくてインスタントカメラで撮ったものだと思います。水平歪んでるしピンぼけぎみなんだけど、これ、僕と祖母のつながりを象徴してる写真だと思ってピンときたんですよね。
関連する(かもしれない)記事
コメント
2 コメント - “81回目の誕生日”
コメントをする
2010年 4月 20日 @ 20:49
良いことをしたね(^-^)
読んでてちょっとジィーンときてしまった(?_?)
恩返しって、形じゃなく気持ちが大事だから、言葉足らずでも品々がなくても君の気持ちはバァちゃんに伝わってるさ(^-^) なんだか良いものに触れさせてもらって〜アタシも幸せな気持ちになりました。
ありがとう(^-^)
2010年 4月 20日 @ 23:39
龍さん
そう言ってもらえると僕も救われますよ。
ありがとうございます。