映画「幸せへのキセキ」を観たよ
Posted on | 2012年 6月 28日 | Permalink
ちょっと前に映画「幸せへのキセキ」を観ました。簡単に感想。
妻を亡くした二人の子持ちの父親が動物園付きの家に住みはじめ、閉鎖されていた動物園の開園に向けオーナーとなって奮闘するっていう話。この間観た「ファミリー・ツリー」もそうだったんですが、問題を抱えていた家族が徐々に良い状況を取り戻していくっていう話です。
いい映画でしたよ。邦題は一番最初に目にした時から、なんだかなぁって思いましたが…(ちなみに原題は「We bought a zoo」)。見終わった後には爽やかであたたかい気持ちになれます。派手なことはそんなになくて淡々と物語は進んでいくんだけど、全然つまらないとは思わせないし、役者の演技や撮り方なんかがしっかりしているんだと思います。
失われた過去にとらわれるんではなく、過去の良い思い出を糧にして前に突き進んでいくっていうとても前向きなテーマを感じます。過去の幸せがあるから、未来への新しい一歩を踏む勇気を持てる。「20秒間の勇気を持とう。そうすれば素晴らしい事が起きる」なのです。亡くなった奥さんとの思い出が映像で流れまくるシーンはジーンとくる。なんかそういうものがいろいろオーバーラップして、それらを受け止めて新しい力にしてる感じがする。
主人公の父親役はマット・デイモンですが、最近の勝手なイメージとしてはアクションものが多い印象があるんですけど、こういう人間ドラマを演じるのもなかなかいいですね。息子と激しい口論をするシーンの演技とか個人的には良かった。
あと、娘役の小さい女の子もなんかイイ。ちっちゃいくせにませた感じのセリフとか言ったりするんだけど、なんか表情とかかわいいんですよね。それから以前「SUPER8」に出てた女の子も出演してたんだけど(本作ではリリー役)、彼女は個人的にはちょっと注目な女優さんかもです。
今回はこのくらいで。ではまた。
ホタルを撮影してみたよ
Posted on | 2012年 6月 14日 | Permalink
山陰地方も先日頃から梅雨に入ったようですが、梅雨といってもそれほど雨降りませんね。雨降らないうちに…と思い立って、出雲郊外の某所へホタルを撮影しに行ってきました。数日前にも偵察しに来てたんですが、川の両側にホタルが群がっているのを橋の上から眺められるようになってるスポットです。
それと、偶然なんですが、先日初めて参加させてもらった原さんの写真クラブのメンバーのお一人にばったり出会いました。暗い場所なので最初はそうとも知らず挨拶して、「そちらも撮影ですか〜」とかなんとかポツポツ会話を交わしてたんですが、会話の節々からか、声色で分かったのか、「もしかして…」となって「あーーー!」。もう、これがトレンディドラマ(古)なら…
♪ツクツーン(東京ラブストーリーのあれ)
いや、何も芽生えませんよ…。そもそも男の方ですけどね…(笑)しかし、約束もしてないのにまさかホタル撮影でお会いするとはビックリです。聞けばお住まいがここの近所なのだとか。それからしばらく写真の話とか、ホタルはあそこがいいとか、いろいろ談笑しながら撮影したりしてました。思いがけず楽しい時間となりました。
ところで、僕はホタルを撮影するの、たぶん今回が初めてなんですよ。あらかじめざっとした知識を頭に入れてきたつもりですが、やっぱりというか、付け焼刃じゃダメですね。ある程度、経験が必要だと思う。
それに、初歩的ミスというか、長時間露光時のノイズ低減機能をONにしてなかった為に、輝点ノイズが凄まじいことになってしまいました。。ミスというか、5Dであんまり長時間露光撮影なんてしてこなかったので、この機能をONにする必要性をこの時初めて知ったという感じ。まさか、こんなにノイズがヒドイとは思いませんでした。。
↓こんなの。赤とか青のドットが画面全体に出るんです。。
現像ソフトでノイズリダクションをかけてある程度ノイズは取れるんだけど、今度はシャープさが失われてねむたい写真になるんですよね。なので、目立つ輝点が除ける最低限のノイズリダクションを適用して、あとは地道にコピースタンプで補修。
ちなみに、撮影場所の条件もあんまり良くはなかったのも厳しかったです。偵察時から気になってはいたんですが、ちょっと街灯が明るすぎる。聞けば、橋に一番近い街灯はここ最近設置されたらしく、これまでよりもさらに明るくなってしまったらしいです。うーん。。あと、川に並行する道路も時々車が走るんですが、車のライトがホタルのいる河原を照らしちゃうので撮影を邪魔されることもしばしば。それから、ホタルの飛んでる位置が、撮影してる橋から少し遠いんです。もう少し近くから撮れたら良かったんですけど。
と、さんざん言い訳。そんなこんなで、なんとかギリギリお見せできそうかなっていう写真が結局は2枚ほどです。そんなもんなんでしょうね。今回は練習ということで。
焦点距離:75mm, 絞り:F2.8(開放), ISO:800, 露出時間:32秒
焦点距離:75mm, 絞り:F2.8(開放), ISO:800, 露出時間:32秒
カメラの近くも飛んで欲しかったなぁ。難しいですね。また挑戦したいとこです。写真もいいですが、おびただしいホタルの光、生で見てもとても幻想的でしたよ。
映画「ファミリー・ツリー」観たよ
Posted on | 2012年 6月 5日 | Permalink
映画「ファミリー・ツリー」観てきました。
「ファミリー・ツリー」はハワイを舞台にしたとある家族の物語です。結びつきが希薄だった家族が絆を取り戻していくお話。ハワイのイメージとはちょっと違ってなんかリアルな家族模様。
全編通して泣きの演技が見所な気がします。娘二人はもちろん泣くし、主人公である父(ジョージ・クルーニー)も涙を流すわ、ちょっとフクザツなアノ人も泣くわ。上の娘がプールに潜って泣くとことか、下の娘が事実を告げられてそれを受け入れながら泣くとか、なんか良かった。橋の上でこっそり泣くジョージ・クルーニーも渋い。。
言っちゃうと、主人公の妻が植物人間になってしまっているんだけど、妻の意思で延命はしないことになっていて、生命維持装置をはずして見送らなければならないということを家族で少しずつ覚悟し受け入れていくんですよね。そして、たぶん「赦す」こともこの映画のテーマのひとつになるのかなぁ。愛とは赦しなのかもしれない。それは簡単にできることではないとは思うんだけども。観てるこちらもだんだん感情移入してしまうストーリー、そして良いキャスティングと演技でした。
いいなーと思ったのは一番最後のシーン。自然とテレビの前のソファに家族三人集まってきて、一枚の毛布を三人で使ったり、2つのシリアル皿を三人で回しあって食べたりするんですが、みんなもうずっと昔からそうであったようにごく自然な感じ。お父さん視点から見るとしたら、こういう親子の関係って嬉しいもんなんだろうなぁ。笑
すごくいい映画でした。ハワイの自然と街の風景もいいです。じんわり染みるやさしさの映画。僕はかなり好き。
6周年らしい
Posted on | 2012年 6月 1日 | Permalink
なんか、6年経ったらしいですね。今のこの仕事始めてから6年らしいです。計算してみたら。6月1日がそういう記念日みたいなものなので、毎年恒例、一応立ち止まってみてます。
屋号をライトグラフと名付けてWeb制作の仕事を一人で始めてちょうど6年です。2006年の6月1日に始めてるっぽいです。他人事みたいですが、6年も経つとなんか客観的に思えるあの頃なのです。今もまだ全然がむしゃらに走ってますが、ある程度時間が流れて振り返るとあの頃が妙に冷静に眺められるものですね。
6年と言ったら小学生が卒業しちゃいますね。そんな6年間、いろんな考えをしたり、試みてみたり、たくさんの人に助けられながらやってきました。周囲の人たちのお陰さまというのは大きくてとても感謝しています。振り返ったら結構たくさんウェブサイトを作ってきたもんだなと、今、Mac内の仕事データのフォルダを開いてみて感じています。
これまで、自分がなんとか食べれるだけ稼がせてもらえればいいか、なんて思っていました。好きなことを仕事にできてて、こじんまりとやっていけてればいいかななんて。
でも、最近、ちょっとした心境の変化があって、それは、自分の技能や仕事を通して世間や社会になにか貢献できないか、なんて考えはじめたこと。いや、まだ、芽生えはじめた程度ですよ(笑)もちろん自分に余裕があるわけでもないんですけどね。
そういう考えにいたったのは、今年に入りふと思い立って、たくさん人に会うようになってからかなと思います。で、そうするといろんな方がいらっしゃるんですよね。大きな会社をやっている方、珍しい分野のお仕事をされてる方もいれば、ボランティアやイベント活動をしている方もいるし。そういう方たちの多くは根本に何か芯があるんだなと感じました。それがたぶん信念とか理念というやつかもしれない。
今こんな不安な世の中で、少しでも、間接的にでも、何か自分の力を役立てられたらいいかななんて思い始めています。後付けになっても、自己満足の大義名分でもいいから何か指針となるものを持ちたい。そういうの、ホントは立ち上げる前にしっかり持っておくのが当たり前なのかも知れませんし、とても今更感がありますけれども。でも、そういうの何気に大事で、もしかしたらそれが今後の原動力になる気がしています。
ありきたりかもしれないけれど「デザインとインターネットを使って何かと何かをつなぐ」ということを掲げたいです。人と人かもしれないし、人とモノかも。わかりやすくつなげたい。伝えたい。ぼんやりとしたものです。関節的かもしれないです。広い意味になっちゃいます。僕に出来ることは地味で小さなことなのかも知れません。ちょっとした意識の問題なのかもしれません。それでもひそかに基盤となる大きなテーマは持っていたいと思っています。
とかなんとか、いかにもなきれいごとっぽくなってしまったけど、まあ、そんな大げさなものじゃなく、本当は、ただ自分にできることの可能性を個人的に見つけにいきたいだけなのかもしれません。
それに、結局は個別の案件ときちんと向き合って丁寧に仕事を進めていくっていうのが、世間へ貢献することに繋がるのかなとも思います。とにかく、フットワークは軽く!動かす手は速く!でも謙虚に丁寧に、どんどんいろんなことにチャレンジしたいです。
僕が好きなMr.Childrenの曲のひとつに「彩り」っていう曲があります。その歌詞の一節に「僕のした単純作業が、この世界を回り回って、まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく」っていうのがあるんですけど、そういうことを感じながら仕事をできたらたぶん幸せなんだろうなあとか思います。
とりあえず、そんな気持ちで7年目、進んでいきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。
映画「テルマエ・ロマエ」観たよ
Posted on | 2012年 5月 30日 | Permalink
映画「テルマエ・ロマエ」観ました。ていうか、観てました、ちょっと前に。いつもブログにするの遅れがちです・・・
テルマエ・ロマエは原作のコミックがありますが僕は読んだことありません。あらかじめ読んでたらまた違ったのかもしれないですが、映画は起承転結はっきりしてて、素直に見ればとてもおもしろい映画でしたよ。
ちなみに、テルマエが風呂で、ロマエがローマの、って意味らしい。ローマの風呂。要するにお風呂がテーマのお話です。古代ローマ人が現代の日本に行ったり来たり、みたいな感じ。最終的には、このままでは歴史が変わっちゃうよ〜的な流れになってみたり。
この映画、何がいいって、阿部寛の演技(というか顔芸?)が楽しすぎますね。なんといってもほぼ素の顔で古代ローマ人を演じてるんですよ。それだけ顔が濃いっていうことですよね。いやいや、阿部ちゃんかっこいいですよ?現代日本の銭湯や、個人宅の風呂とかトイレとか、古代ローマからしたらとてつもなく画期的な文化に触れていちいち驚きまくっている表情が笑えます。阿部ちゃんコミカルな役がよく似合うなぁ。
他の古代ローマ人勢のキャスティングもなかなかハマっていて良かったです。市村正親、北村一輝、宍戸開などなど。みんな濃い顔なのでなんの遜色もなく古代ローマ人でした。あと、お風呂に浸かってる平たい顔族(日本人)のお爺ちゃんたちがかなりいい味だしてたなあという印象。
それからですね、笑えるポイントというか、阿部ちゃんが現代日本の風呂まわりの技術とかを古代ローマに持ち帰って再現するんですが、その再現具合がちょいちょい笑えます。ジャグジーバスの再現は一番噴いた。笑
ストーリー的には、コミックがまだ完結してないっていうこともあって、原作読んでる人からすると無理矢理に話にオチをつけたっていう感じが気に入らない人もいるようですが、読んでない僕としては、まぁふつうに笑えて楽しめて、最後ちょっぴり感動要素入れてきれいにまとめた作品だったなと思います(嫌な人は、きれいすぎて商業臭いと感じるのかな。。)
ついでですが、阿部ちゃんが良かったので、阿部ちゃんのオフィシャルサイトをご紹介。ある意味かなり硬派です。
ちなみに、写真集のコーナーの「熱海殺人事件阿部ちゃん写真館」は個人的にツボでした。